2018.3.19 火曜日 【中国の朝ごはん】
2018.3.19 火曜日 【中国の朝ごはん】
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今回は中国の朝ごはんをご紹介します。
ポイントは「色」。
朝ごはんについてご紹介する前に、まずは中国の食文化についてご紹介します。
中国には、「医食同源」という思想があります。これは、病気を治療するのも(医)、日常の食事をとるのも(食)、ともに生命を養い健康を保つために欠かせないもので、源は同じ(同源)という考え方。このため、食材はすべて健康に関わる性質を何かしら持っていると考えられているそうです。
このように、人間にとって食がいかに大切かという意識が古来よりひと際強かった中国では、おいしくて健康的な料理を作ろうとする知恵と情熱が人一倍。そんな中国の料理で欠かせないポイントが「色」なんです。
中国の伝統医学では、さまざまな食材を5色に分別し、赤色は心臓、青(緑色)は肝臓、黄色は脾臓、白色は肺・胃腸、黒色は腎臓にそれぞれ効くとされているそう。
中国ではこのように5色に食材が分けられている
日本でも、「いろいろな色の野菜をバランスよくとりましょう」とよく言われますよね。これは、黄色の野菜にはビタミンCが多く含まれていて、緑色の野菜には鉄分とカルシウムが多く含まれているなど、栄養素と色には深い関係があるからなんですよ。
なぜ「北京料理」は塩辛い?地方によって味つけが異なる秘密
中国は人口約13億人、面積も約960万平方kmと、日本と比べてもかなり大きな国なので、地域によって気候や風土も大きく異なります。そのため、地方によって使う食材や味つけが異なり、中国では「八大菜系」といって8つに分類されますが、今日は「北京料理」「四川料理」「広東料理」「上海料理」について違いを比べましょう。
それぞれの料理の特徴は以下の通りです。日本も地域によって食材や味つけが異なりますが、中国でもそのような違いが見られるようですね。
・北方系の「北京料理」:味が濃く、塩辛い
・西方系の「四川料理」:香辛料をたくさん使用し、辛い
・ 南方系「広東料理」:材料の味を生かし、薄味
・ 東方系の「上海料理」:甘みが強い味
日本も東北地方では味が濃くて塩辛い味つけが多いですよね。寒い地域で塩分摂取量が高い理由として、塩分を摂取することで体温を維持したり、雪に備え収穫した食料を保存するのに塩漬けにすることが挙げられそうです。中国も日本も、寒い地域に共通した食事の特徴が見られるんですね。
「温かくて消化に良いもの」は、健康にも美容にも嬉しい効果がある!
朝ごはんの特徴としては、「温かくて消化に良いもの」が食べられています。これは管理栄養士の視点から見てもとてもいい食習慣で、日本で朝ごはんを作るときにもぜひ意識して取り入れたいことです。なぜなら、温かいものを食べて体温を上昇させることで、頭が働き、からだが活発に活動できる状態になりますし、消化に良いものは胃腸に負担をかけにくいですよね。胃腸に負担がかかると、血行不良でからだがだるくなったり頭が働きにくくなるため、それを防いでくれます。
からだを温めることは、健康にも美容にも嬉しい効果が期待できるので、日常生活でもぜひ意識してみてくださいね。健康の面でいうと、冷えを防ぐことで免疫力の向上に貢献し、風邪予防につながります。美容の面でいうと、体温が上がることで血流が良くなり、肌のくすみやむくみ予防につながります。
汁物と乾き物を組み合わせ、栄養バランスを考慮した中国の朝ごはん
写真を見てみると、粥やワンタンなど汁気のあるものと、油条や饅頭など比較的乾いたものとを組み合わせて食べられているようですね。やや炭水化物が多めな印象ではありますが、豆漿(豆乳)に油条や饅頭を浸して食べたり、粥には具をトッピングするなど、栄養バランスが偏らない工夫をしているように感じられます。
それぞれご紹介します。
yóu tiáo
油条(ヨウティアオ)
発酵させた小麦粉からつくる棒状の軽い揚げパンです。中国全土で食べられています。
mán tóu
馒头(マントウ)
発酵させた小麦粉を蒸してつくる蒸しパンです。日本の肉まんのような餡は入っていません
bāo zǐ
包子(パオズ)
中に餡が入った饅頭です。餡にはさまざまな種類がありますが、朝は青菜やキノコが入った菜包(ツァイパオ)が人気です。
shāo bǐng
烧饼(シャオビン)
小ぶりのパンで表面にはゴマがふってあるものが多いです。食べるときは、なかに羊の肉などをハンバーガーのように挟んで食べることもあります。
zhōu
粥
皮蛋と脂身の少ない豚肉の入った「皮蛋痩肉粥(ピーダンショウローズォウ)」が人気です。南部を中心とした全土で食べられています。
dòu jiāng
豆浆(豆乳)
温かく甘い豆乳です。油条や饅頭を浸して食べます。
dòu fǔ nǎo
豆腐脑
柔らかい豆腐を醤油などで味つけした湯豆腐のようなものです。北京などを中心に食べられています。
hún tún
馄饨(春雨・ワンタン)
あっさりしたスープに春雨やワンタンを入れて、ラー油や醤油で味つけをします。干し海老や海苔をトッピングしたりして食べられています。
chá yè dàn
茶叶蛋(チャーイエタン)
茹で卵をお茶と香辛料にじっくり漬け込んだ煮卵です。朝ごはんとして日常的に食べられるほか、おやつにもよく食べられています。
pí dàn
皮蛋(ピータン)
アヒルの卵をアルカリ性の泥の中に1か月以上熟成させたものです。ややクセのある独特な味がします。
お粥や温かい豆乳を取り入れて、「温」を意識した朝ごはん
例えば、ふだんの朝ごはんで冷たい豆乳を飲んでいるとしたら、温かい豆乳にしてみましょう。「温」を意識した朝ごはんに変えるだけでも、いつもより活発に活動できるようになるかもしれません。
ごはん派の人なら、「粥」を取り入れてみては? ごはんを水やだしで煮てやわらかくしたら、たんぱく質を含む食材をトッピングしましょう。たんぱく質にはトリプトファンというアミノ酸が含まれており、体内時計を調整したり、ストレスを和らげたりしてくれます。中国のようにピータンをトッピングするのもおいしいですが、気軽に手に入れることはできないため、茹で卵でOK! これでたんぱく質を補えます。
さらに、青ネギや香菜など緑色野菜をプラスすれば、ビタミンやミネラル、食物繊維を補えますよ。朝が忙しく料理にあまり時間をかけられない人は、加熱に時間がかかる野菜よりも、非加熱でも食べられる野菜を刻んでトッピングしてみてください。
パン派の人なら、「油条」を真似して、カリカリにトーストしたパンを温めた豆乳に浸して食べてみるのもいいですね。その際、豆乳にははちみつを少し混ぜると、甘みが加わりパンとの相性がよくなります。パンとコーヒーで朝ごはんを軽く済ましてしまう人は、栄養バランスが偏ってしまいがち。コーヒーを豆乳に変えるだけでも、たんぱく質やミネラルが補えて栄養バランスがアップしますよ。
今回は、中国の朝ごはんをご紹介しました!ヘルシーでおいしい朝ごはんをぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
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お疲れ様です。
今日の中国語学習は以上です。
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