2018.2.19 星期一 【中国のお年玉——红包】
2018.2.19 星期一 【中国のお年玉——红包】
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今日は皆様に中国の「红包」をご紹介します。
中国の「紅包」とはご祝儀やお年玉のことです。中国の子どもたちにとって、春節 (旧正月) の楽しみの1つといえば、「圧歳銭(yāsuìqián)」、又「紅包」ともいう、(日本ではお年玉のこと)です。春節の時に目上の人から目下の者や子どもにあげる赤い紙で包んだお金のことです。圧は「押える」、歳は「年」の意味を表わします。
また、中国語で「歳(suì)」と「祟(suì)」が同じ発音であり、年始に大人が子供に金銭などを与えることで子供を襲う祟りが抑えられ、その一年を平穏無事に過ごすことができるという民間信仰から来ています。
だいたいの中国人は赤色が好きです。なぜかといえば「赤色には活力があり、喜びと幸運の象徴」だと言われているからです。未成年の人にお年玉を配ることは「願いと幸運を彼らに与える」ことを意味しています。お年玉は包んでいる赤い紙が幸運の象徴として重要な意味をもっており、中のお金は子どもを喜ばせるだけのものです。お年玉を受け取ったらその場ですぐに開けてはいけません。くださった方に失礼にあたります。
春节给的红包又叫“压岁钱”。一般是由长辈给晚辈的,因为“岁”跟“祟”是同音,压岁钱的意思就是压住邪祟,让孩子在新的一年能够平平安安。
春節にあげるお年玉は「压岁钱」と言います。一般的には大人の人から子供達にあげます。「压岁钱」の「岁」は、たたりを意味する「祟」と同じ発音なので、「压岁」と言うのは、悪い物を押さえつけて、子ども達が新しい一年に健康、安全で過ごすようにと願いを込めています。その背景には、面白い昔話があります。
这里面还有一个传说呢,传说在古时候有一种身黑手白的小妖,名字叫“祟”,每年的年三十夜里出来害人,它用手在熟睡的孩子头上摸三下,孩子会被吓哭,生病,最后变成傻子。人们怕“祟”来害孩子,就点亮灯火、团坐不睡,称为“守祟(岁)”。
昔々、ある体が真っ黒で手だけが真っ白な妖怪がいました。名前は「祟」です。毎年の大晦日に出回って、熟睡している子供の頭を三回触るそうです。触られた子供は泣いて、後で病気になります。たとえその病気が治ったとしても、頭がおかしくなるという話でした。人々は「祟」が子供たちに悪さをさせるのを防ぐために、ライトをつけて、子どものそばに座り、一晩寝ないことを「守祟」と言っていました。
在嘉兴府有一户姓管的人家,夫妻俩老年得子,非常珍视。到了年三十夜晚,他们怕祟来伤害孩子,就逼着孩子玩。孩子用红纸包了八枚铜钱,拆开包上,包上又拆开,一直玩到睡下,包着的八枚铜钱就放在枕边。半夜里,祟进来要去摸孩子的头,枕边的铜钱发出一道亮光,祟急忙逃走。从此就有了过年给“压祟钱”的习俗。随着时代的变迁,就变成了“压岁钱”。
嘉兴府にある管と言う家では、夫婦の間に子供が生まれたのがかなり遅かったので、非常に大事にしていました。大晦日の夜に「祟」を恐れ、子どもに寝ないように遊ばせていました。子供は赤い紙で八枚の小銭を包んで開いて、また包んで、開いて、その繰り返しをしていました。そのうちとうとう疲れてきて、寝込んでしまったところ、「祟」がやって来ました。その「祟」が子供の頭を触ろうとした時、枕元に置いてある小銭から眩しい光が放されて、「祟」はびっくりして、慌てて逃げてしまいました。そこから、子供に「压祟钱」をあげるのが中国の風習となりました。そして、時代が変わって、現在の「压岁钱」となったそうです。
以前长辈给压岁钱,晚辈都是要跪下磕头,并且说一些吉利话,一个是表示尊敬长辈,一个是表示懂得礼仪。现在就要简单得多了。
昔、大人の人から「压岁钱」を貰うのに、子ども達は正座して、おでこを地面につけて拝礼をし、吉祥の言葉を言わないといけなかったのです。礼をするのは尊敬の気持ちを表しますが、吉祥の言葉は礼儀正しいことをアピールします。現在では、そこまでする人はほとんどいなくなって、もっと簡単に礼をするようになりました。
还有一种压岁钱是晚辈孝敬长辈的,这真真正正是压“岁”钱。它的意思是压住年岁,让老人能够健康长寿。
もう一つの「压岁钱」があります。それは子供達から両親にあげるものです。これは本当の意味での「压岁钱」です、年を抑えて、お年寄りの方には健康で新しい一年を過ごせるように、という願いを込めています。
在很多地区,压岁钱都取其寓意,表达情感,所以并不会包很多钱,比如100元,最多200元。不过现在大多数的家庭平时给的零花钱都超过了这个金额,所以在给压岁钱的时候上千也就不希奇了。
多くの地域では、ちゃんと昔からの「压岁钱」の意味を受け継いで、「红包」の中に大した金額を入れずに、大体100元、多くても200元を入れます。しかし、家庭によっては、日常の小遣いでも、この金額を超えますので、お年玉なら、千元超えるケースも少なくありません。
每到过年孩子们就会从亲戚,长辈那里得到不少压岁钱,合在一起还真是一笔不小的财富呢,我记得我小时候收到的压岁钱都是要全数上交的,现在很多家庭对小小孩也都是会全数收缴,留为家用的。对大一点的孩子就会让孩子自行处理或者给他们存入银行。小月家的两个小朋友收到的压岁钱就是都存了银行,说起来他们可比小月有钱多了。
毎年の春節に子供達が色々な親戚の大人たちからお年玉を貰えますので、合計したら、本当に大金になります。私は小さいころ貰ったお年玉は全部お母さんに扱ってもらいました。現在、小さい子供が貰ったお年玉もほとんどお母さんに取り上げられますね。大きい子供なら、自分で使い道を決めたり、銀行に貯金したりします。家の二人の子供は毎年貰ったお年玉は全部貯金しています。私よりお金を持っているかもしれませんね(笑)
どのようにしてお年玉をあげるのか?
春節の挨拶の際、目上の者は予め用意しておいたお年玉を下の人に渡します。それによって邪気を追い払うとされています。またいただいた者は安泰に一年を過ごせるといいます。そして子供が寝ているうちに親がこっそりとお年玉を枕の下に置いてくる場合もあります。
お年玉は誰に渡すものか?また金額は?
一般的には社会人になれば子どもたちにお年玉をあげなくてはなりません。そのあげる額は相手によって異なります。大切なことは「偶数」だということで、偶数は「良いことは対になる(割り切れる)」を表し、吉祥幸運の意味もあります。
年長者に渡す場合:(両親、祖父母。ご健康と長寿などのお祝い)一般的に400~2000元
若い人に渡す場合:(まだ社会人になっていない、主には学生。また友達や同僚の子供など)50~200元。
自分の子供に渡す場合:100元~
部下に渡す場合:100~1000元(一般的には旧暦の晦日に渡す)
普通は20、40、60、80元のお年玉も渡す。
これ以外にも、他の子供に渡すこともあるので10~20元のお年玉もいくつか用意しておきます。ただし例外もあります。もし渡す側が未婚の場合、両親や祖父母にお年玉をあげる必要はありません。結婚しても両親と祖父母からは子どもの一年を祈願する意味でお年玉をもらいます。
子供達はこういう風にいう
「恭喜发财! 红包拿来!」
gōng xǐ fā cái!hóng bāo ná lái
訳すと「金持ちになっておめでとう!お年玉ちょうだい!」。この「紅包」がお年玉を表し、つまり、「圧歳銭」は「紅包」に入れて渡します。
お疲れ様です。
今日の中国語学習は以上です。
覚えられますでしょうか?
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